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中重量級の黄金カードとして注目を集めていたWBA世界ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(32=カザフスタン/独)と、前WBC世界ミドル級王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(28=メキシコ)の対戦交渉が暗礁に乗り上げている。
ゲンナディ•ゴロフキン
ゴロフキン対チャベスは7月19日に米国カリフォルニア州イングルウッドのフォーラムで計画され、すでにゴロフキン側はスーパーミドル級の168ポンド(約76.2キロ)で戦うことにも合意、契約書にサインもしていたという。ところが、トップランク(TR)社が提示した条件にチャベスが首を縦に振らず、最終決定は延び延びになっていた。チャベスはTR社を離れる意向を持っていると報じられており、最近は有力者アル・ヘイモン氏と接触しているといわれる。これに対しTR社は契約は15年10月まで有効と主張。両者の溝は埋まらないまま時間だけが経過している。試合はHBOテレビが課金システムのペイ・パー・ビューで放送を予定しており、正式発表の期限が迫っているという事情もある。よほどのことがない限り進展はないものとみられており、このまま黄金カードは幻に終わる可能性が高くなっている。ちなみにオッズは9対2でゴロフキン有利と出ていた。ゴロフキン陣営は別の相手を探してミドル級王座11度目の防衛戦を行う方向で調整に入る模様だ。