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ライト級で2度の戴冠実績を持つ元世界王者フリオ・ディアス(34=メキシコ)が引退を表明した。米国カリフォルニア州カーソンでのWBA世界ウェルター級暫定王者キース・サーマン(25=米)戦がラスト・ファイトになった。
ディアスはアマチュアを経て99年2月にプロデビュー。長身から繰り出す強打で注目と人気を集め、04年にはIBF世界ライト級王座を獲得した。初防衛戦でホセ・ルイス・カスティージョ(メキシコ)に敗れたが、06年には暫定王座で返り咲きを果たした。ここ数年はウェルター級で戦い、現IBF王者ショーン・ポーター(米)と引き分けたこともあった。しかし、この2年はアミール・カーン(英)とポーターに判定負け、そしてサーマン戦では肋骨を痛めて3回終了TKO負けと勝利から見放されていた。「サーマン戦では脇腹を痛めて息もできないほど苦しい状態だった。アマチュア時代から25年間、支えてくれた人たちにありがとうと言いたい。2度の世界王座獲得などすばらしい経験をすることができたことに感謝している」と話している。戦績は51戦40勝(29KO)10敗1分。