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26日(日本時間27日)、米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターでは、キース・サーマン(25=米)対フリオ・ディアス(34=メキシコ)のWBA世界ウェルター級暫定タイトル戦をメインとするイベントが開催された。
WBA世界ウェルター級暫定タイトルマッチ
○キース・サーマン(米)
3回終了TKO
●フリオ・ディアス(メキシコ)
○オマール・フィゲロア(米)
12回判定(2対1)
●ジェリー・ベルモンテス(米)
WBC米大陸スーパーライト級王座決定戦
○ルーカス・マティセ(亜)
11回22秒KO
●ジョン・モリナ(米)
○キース・サーマン(米)
3回終了TKO
●フリオ・ディアス(メキシコ)
○オマール・フィゲロア(米)
12回判定(2対1)
●ジェリー・ベルモンテス(米)
WBC米大陸スーパーライト級王座決定戦
○ルーカス・マティセ(亜)
11回22秒KO
●ジョン・モリナ(米)
サーマンが仕掛け、元IBF世界ライト級王者のディアスが応戦するという展開でスタート。2回、サーマンは挑戦者をダウン寸前まで追い込み、早い決着を予想させた。踏ん張って応戦していたディアスだが、肋骨を痛めたため4回開始前に棄権を申し出て、これを受けたレフェリーが試合終了を合図した。あっけない終わり方ながら2度目の防衛に成功したサーマンは24戦23勝(21KO)1無効試合。アミール・カーン(英)戦、ショーン・ポーター(米)戦に続いて3連敗となったディアスは51戦40勝(29KO)10敗1分。
WBCのライト級タイトル戦はベルモンテスが好スタートを切り、3回からパワーで勝るフィゲロアが追撃する展開となった。フィゲロアは途中で鼻から出血しながらも多くのラウンドを支配、勝利に結びつけた。採点は116対112、118対110で二者がフィゲロアを支持していたが、もうひとりは115対113でベルモンテスのリードとつけていた。アマ時代にベルモンテスに5戦全敗だったフィゲロアは雪辱を果たし、プロでの戦績を24戦23勝(17KO)1分に伸ばした。ベルモンテスは23戦19勝(5KO)4敗。
この日、最も会場を湧かせたのはセミファイナルでマティセ対モリナの試合だった。2回、不覚のダウンを喫したマティセは続く3回にはバッティングで左目上をカット、早い段階で厳しい状況に追い込まれてしまう。5回にはこの試合2度目のダウン。マティセは「後頭部への反則打だ」と抗議したが受け入れられなかった。ここからマティセが盛り返す。8回にダウンを奪い返し、10回にもダウンを追加。そして11回、3度目のダウンを奪ってフィニッシュに持ち込んだ。両者合わせて5度のダウンという派手な試合を制したマティセは39戦35勝(33KO)3敗1無効試合。モリナは31戦27勝(22KO)4敗。