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WBO世界スーパーミドル級王者ロバート・スティーグリッツ(32=露/独)と、前王者アルツール・アブラハム(34=アルメニア/独)の3度目の対決が3月1日(日本時間2日)、ドイツのマグデブルグで行われる。決着戦を4日後に控えた25日、両者は記者会見に臨んだ。
「ラバーマッチ」とはトランプのブリッジの決着法(先に2勝した者が勝者)から来ているが、今回の試合はまさに因縁の決着戦といえる。12年8月の初戦で王座を失いながら、昨年3月の再戦では研究した戦いぶりで4回負傷TKO勝ちを収めているスティーグリッツは、返り討ちに自信をのぞかせた。「土曜日のリング上では本当の戦いが見られるだろう。アルツール(アブラハム)はライオンの檻に入っているようなものだから、ホームの私は寛ぐとしよう。タイトルは絶対に守るよ」。初戦で12回判定勝ち、再戦では目を腫らして無念の棄権を強いられたアブラハムも黙ってはいない。「以前の試合は過去のもの。私たちは今度の試合に向けて最善を尽くす。私は自分がライオンの洞穴にいるなんて思ってはいない。むしろ猫の洞穴にいる感じかな。やるかやられるか、それだけさ」とコメントした。戦績はスティーグリッツが49戦46勝(26KO)3敗、ミドル級のIBF王座を10度防衛した実績を持つアブラハムは42戦38勝(28KO)4敗。ラバーマッチのオッズは5対2でスティーグリッツ有利と出ている。