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[試合結果]2014.1.31

オルティス 痛恨の3連敗

 かつて世界を制した者同士の対決、前WBCウェルター級王者ビクター・オルティス(26=米)対元WBA同級王者ルイス・コラーゾ(32=米)の12回戦は30日(日本時間31日)、米国ニューヨークのバークレイズ・センターで行われた。これが19カ月ぶりのリングとなったオルティスに対し、現在もWBA3位にランクされるコラーゾ。 サウスポー同士の元王者対決はコラーゾが右を決めて2回2分59秒KO勝ちを収めた。
 衝撃のシーンは2回終盤に訪れた。ともに左が空を切った直後、コラーゾの右フックがカウンターとなってオルティスのアゴを打ち抜いたのだ。ガックリと膝を折ってキャンバスに崩れ落ちたオルティスに向けてカウントが進んだが、翌日に27歳の誕生日を迎える前WBC王者のダメージは深く、膝をついたまま10秒以内に立ち上がることができなかった。ベンジー・エステべス主審はそのまま10カウントを数え上げた。WBCインターナショナル・ウェルター級王座の防衛に成功したコラーゾは40戦35勝(18KO)5敗。敗れたオルティスは11年9月のフロイド・メイウェザー(米)戦、12年6月のホセシート・ロペス(米)戦に続いて3連続KO負けとなった。36戦29勝(22KO)5敗2分。  前座ではフェザー級の次期王者候補と目されるゲイリー・ラッセル(米)が登場。ミゲール・タマヨ(メキシコ)に4回1分4秒KO勝ちを収めている。WBO1位、WBAとWBCで3位、IBFで8位にランクされるサウスポーのラッセルは24戦全勝(14KO)。同じくサウスポーのタマヨは25戦15勝(13KO)8敗2分。この日のアンダーカードには12年ロンドン五輪ライトヘビー級米国代表のマーカス・ブロウネも登場。ケントレル・クレイボーン(米)に6回判定勝ちを収めている。ブロウネは9戦全勝(7KO)、クレイボーンは13戦4勝(3KO)9敗。

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