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[海外ニュース]2013.12.29

ゴロフキンの王座は据え置き

 WBAの選手権委員会はこのほど、同団体のミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(31=カザフスタン/独)のスーパー王者昇格を見送り、これまでどおりレギュラー王者として据え置くことを決定した。これはゴロフキン側からの要請を受け入れたもの。
 WBAは先ごろ、9連続KO防衛中のゴロフキンをスーパー王者に昇格させ、空いた王座を暫定王者マーティン・マレー(英)とジャーロッド・フレッチャー(豪)で争うことになると公表していた。さらに、こうした動きを前提として12月21日に行われた6位ディミトリー・チュディノフ(露)対7位ファン・カミロ・ノボア(コロンビア)の試合を暫定王座決定戦と認定していた。この試合が終わった時点で、すでにマレーとチュディノフのふたりが暫定王者として存在する矛盾が発生していたことになる。
 ところが、ここにきてゴロフキンがスーパー王者を事実上拒否、レギュラー王座に留まることになったため、WBAは急きょ善後策に追われることになった。いまのところマレーの暫定王座を優先する公算が高く、そのためチュディノフは暫定王座への指名挑戦者ということになりそうだ。ちなみにゴロフキン、マレーとも来年2月1日にモナコのモンテカルロで次戦が決まっている。場当たり的な印象の拭えない、なんともお粗末な顛末といわざるを得ない。

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