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元世界3階級制覇王者シェーン・モズリー(42=米)は27日、オーストラリアのシドニーで元世界2階級制覇王者アンソニー・ムンディン(38=豪)と対戦したが、6回終了TKO負けを喫した。58戦のプロキャリアでモズリーがKO(TKO)負けを喫したのは初めてのこと。
モズリーに対する報酬の未払いが理由で1ヵ月以上も延期された試合は、体格で勝るムンディンがリードするかたちで進行。左ジャブでモズリーを煽り、地元ファンを湧かせた。4回には双方にピンチとチャンスが訪れるなど、42歳と38歳のベテランは奮闘した。5回、6回もムンディンは流れを渡さず、モズリーを追い込んでいった。7回を前にしたインターバル中、モズリーは背中の痙攣を訴え、ドクターのチェックを受けたうえで勝負を諦めることになった。
バーノン・フォレスト(米)、オスカー・デラ・ホーヤ(米)、ミゲール・コット(プエルトリコ)、マニー・パッキャオ(比)、アントニオ・マルガリート(メキシコ)ら現代を代表する強打者たちと拳を交えてきたモズリーだが、42歳にして初の途中棄権となった。58戦47勝(39KO)9敗1分1無効試合。ムンディンは50戦45勝(27KO)5敗。