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米国ニューヨークを拠点とする元世界2階級制覇王者同士の一戦、ザブ・ジュダー(36=米)対ポール・マリナッジ(33=米)のNABF北米ウェルター級王座決定戦が12月7日、同地のバークレイズ・センターで行われる。試合を11日後に控えた26日、両者が意気込みを語った。
12月7日のイベントではウェルター級の世界王者デボン・アレクサンダー(米)やスーパーミドル級王者サキオ・ビカ(カメルーン/豪)の防衛戦、さらにはエリスランディ・ララ(キューバ/米)対オースチン・トラウト(米)のWBA世界スーパーウェルター級王座決定戦など三つの世界戦が組まれている。しかし、ニューヨーカーたちの一番の注目は、地元のジュダーとマリナッジのカードだ。4月にダニー・ガルシア(米)に惜敗してからの再起戦となるジュダーは「マリナッジに対して個人的な恨みは何もない。私たちはこれ(試合)が仕事だから戦うだけさ。私たちが選んだゲームなんだ」と、珍しく殊勝なコメントを発した。口が達者なことでは負けていないマリナッジも「ザブ(ジュダー)が言ったように、遺恨なんかないんだ。目の前の相手と戦うだけさ」と、こちらも珍しく静かだった。戦績はサウスポーのジュダーが52戦42勝(29KO)8敗2無効試合。6月にエイドリアン・ブローナー(米)に判定で敗れWBAのウェルター級王座を失っているマリナッジは37戦32勝(7KO)5敗。