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元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(34=比)と、元WBA世界ライト級王者ブランドン・リオス(27=米)のWBOインターナショナル・ウェルター級王座決定戦は24日、中国マカオのベネチアン・リゾートホテルのコタイ・アリーナで行われる。試合を4日後に控えた20日、練習場の使用時間を巡って両陣営が激しく罵り合う場外戦が勃発した。
※パッキャオ対リオスは24日(日)正午からWOWOWライブで生中継の予定。
※パッキャオ対リオスは24日(日)正午からWOWOWライブで生中継の予定。
通常、選手が試合地入りしてからの練習は、同じ場所を使用する場合でも顔合わせを避けるため時間をずらして行うことになる。今回もそうしたスケジュールが組まれていたが、パッキャオ側のフレディ・ローチ・トレーナーがホテル内の練習場に着いたときには、まだリオスがルームランナーで汗を流していた。すでに予定時間を8分超過していることを理由に退散を要求するローチ氏と、まだ練習中だと主張するリオス陣営の間に険悪なムードが漂い、ほどなく罵り合いになった。さらには両陣営間で小競り合いになり、セキュリティが間に入って制止するほどだった。パッキャオは到着していなかったが、リオスはルームランナーに乗ったまま傍観。ローチ氏らが引くかたちで騒動が収まると「熱狂の夜になるぜ」と吠えた。
今回の試合はともにトップ戦線生き残りをかけた再起戦というだけでなく、パッキャオのフィジカル・トレーナーを務めていたアリックス・アリザ氏がリオス陣営についたことなどもあり、両陣営間には遺恨も発生している。