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今年3月、自身の持つ記録を更新する48歳1ヵ月の史上最年長戴冠を果たしたIBF世界ライトヘビー級王者バーナード・ホプキンス(48=米)の初防衛戦が26日(日本時間27日)、米国ニュージャージー州アトランティックシティのボードウォークホールで行われた。同級2位の挑戦者カロ・ムラト(30=イラク/独)を相手にベルトを守ることはできたのか。
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○バーナード・ホプキンス(米)
12R判定(3対0)
●カロ・ムラト(イラク/独)
12R判定(3対0)
●カロ・ムラト(イラク/独)
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「もうホプキンスの時代は終わりさ」と挑発していたムラトは、序盤こそ果敢に向かっていったが、徐々にペースダウン。中盤に入るころには完全にホプキンスが主導権を握っていた。
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5回ムラトは主審のブレーク後に加撃したとして減点を科されるなど、48歳9ヵ月の王者に勢いを与えてしまった。着々と加点していったホプキンスは終盤、9年間、14試合も遠ざかっているKOを狙って攻めて出たが、ムラトも粘って試合終了のゴングを聞いた。
初防衛に成功したホプキンス
採点は117対110、119対108(二者)と大差がついていた。初防衛に成功したホプキンスは64戦54勝(32KO)6敗2分2無効試合。ムラトは28戦25勝(15KO)2敗1分。
クイリン(左)vsロサド(右)
セミファイナルではWBO世界ミドル級王者ピーター・クイリン(30=米)対9位ガブリエル・ロサド(27=米)の12回戦が行われた。
クイリンは2回にダウンを奪って優位に立ったが、4回には一転してピンチに陥るなど決して楽な展開ではなかった。しかし、その後は左ジャブで相手をコントロールし、徐々にロサドを引き離して行った。9回、挑戦者が左目上をカットし、その傷が深くなり10回にレフェリーが試合を止めた。TKOタイムは10回40秒。ちなみに9回までの採点は90対80、87対83、89対81、三者ともクイリンがリードしていた。2度目の防衛に成功したクイリンは30戦全勝(22KO)。今年1月、WBA王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/独)に挑戦して7回TKO負けを喫しているロサドは、これで29戦21勝(13KO)7敗1無効試合。