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ビタリ&ウラジミールのクリチコ兄弟に代表されるように、政権が旧ソ連勢に移って久しい世界のヘビー級トップ戦線。対照的に米国勢は06年以降、17連続挑戦失敗という惨状が続いている。今週末29日(日本時間30日)には元王者ハシム・ラクマン(米)がWBAのレギュラー王者アレクサンデル・ポベトキン(露)に挑むが、果たして番狂わせを起こすことはできるのか。
ポベトキン対ラクマンはドイツのハンブルグで予定されている。オッズは相変わらず12対1で王者が圧倒的有利と出ている。戦績はアテネ五輪金で、これが3度目の防衛戦となる33歳のポベトキンが24戦全勝(16KO)。対するラクマンは39歳。戦績は60戦50勝(41KO)7敗2分1無効試合。
不利が伝えられるラクマンだが、「どう戦えばいいか分かっている。私がベストの状態で戦えば誰も止められないさ」と威勢がいい。11年前、15対1の賭け率をひっくり返してレノックス・ルイス(英)を右一発で5回にKO、WBCとIBF王座を奪取したシーンが思い出される。ラクマン自身も長丁場の勝負は想定しないらしく「判定はいらない。絶対にKOするよ」と話している。
総合的に穴のないポベトキンが無難にベルトを守るのか、それとも米国の威信をかけてリングに上がるラクマンが大仕事を成し遂げるのか。ハンブルグのリングに要注目だ。
不利が伝えられるラクマンだが、「どう戦えばいいか分かっている。私がベストの状態で戦えば誰も止められないさ」と威勢がいい。11年前、15対1の賭け率をひっくり返してレノックス・ルイス(英)を右一発で5回にKO、WBCとIBF王座を奪取したシーンが思い出される。ラクマン自身も長丁場の勝負は想定しないらしく「判定はいらない。絶対にKOするよ」と話している。
総合的に穴のないポベトキンが無難にベルトを守るのか、それとも米国の威信をかけてリングに上がるラクマンが大仕事を成し遂げるのか。ハンブルグのリングに要注目だ。