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フロイド・メイウェザー(米)の一時的戦線離脱にともなうWBC世界ウェルター級暫定王座決定戦は28日(日本時間29日)、米国カリフォルニア州サンノゼで行われた。ロバート・ゲレロ(米)の4階級制覇が達成されたのか、それともセルチュク・アイデン(トルコ/独)がトルコに初の世界王座をもたらしたのか――。
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○ロバート・ゲレロ(米)
12回判定(3-0)
●セルチュク・アイデン(トルコ/独)
12回判定(3-0)
●セルチュク・アイデン(トルコ/独)
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フェザー級、スーパーフェザー級、ライト級の3階級を制してきたゲレロだが、ウェルター級での試合は今回が初めてのこと。しかし、サウスポーから繰り出すスピードある右ジャブと手数の多さでアイデンをコントロール。
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3回までに自分の流れを作ることに成功した。「ミニ・タイソン」と呼ばれるアイデンは4回から攻勢を強めてきたが、決定的な場面をつくることはできなかった。
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強打を振るって前に出るもののゲレロのアッパーやボディブローに迎撃され、完全に優勢を印象づけるまでには至らない。アイデンは10回に好機をつかんだものの詰めることはできず、ポイントを返すにとどまった。11回、12回はゲレロも踏ん張って貯金を守りきった。
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採点は116対112が二者、117対111が一者の3-0だった。4階級制覇を成し遂げたゲレロは、これで34戦30勝(18KO)1敗1分2無効試合。判定に不満そうだったアイデンは24戦23勝(17KO)1敗。