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前WBC世界ウェルター級王者ビクター・オルティス(米)は23日(日本時間24日)、米国カリフォルニア州ロサンゼルスのステープルズ・センターで1階級下の世界ランカー、ホセシート・ロペス(米)と対戦した。9月にサウル・アルバレス(メキシコ)とのWBC世界スーパーウェルター級王座に挑戦することが決まっているオルティスは、このWBCウェルター級シルバー王座決定戦を制することができたのか。
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○ホセシート・ロペス(米)
9回終了TKO
●ビクター・オルティス(米)
9回終了TKO
●ビクター・オルティス(米)
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生来の右利きをあらためたコンバーテッド・サウスポーのオルティスは、いつものように初回から積極的に距離を詰めていった。慎重なスタートを切った痩身のロペスに圧力をかけ、まずは順調にポイントをゲット。
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ラウンドが進むごとにロペスの左目周辺が腫れていったこともあり、そのままオルティスが押し切ってしまうかと思われた。5回、オルティスは相手の後頭部にパンチを浴びせて主審から厳重注意を受けたが、このあたりから雲行きが怪しくなっていく。
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派手さはないもののしぶとさに定評のあるロペスは、続く6回から主導権を掌握して反撃。徐々にポイント差を詰めていった。
そんな展開のなか9回が終了するとオルティスが棄権を申し出て突然の幕引きとなった。オルティスの顎に異常があったらしい。9回までの採点では86対85、88対83、87対84の3-0でリードしていただけにオルティスにとっては悔しい敗戦となった。
そんな展開のなか9回が終了するとオルティスが棄権を申し出て突然の幕引きとなった。オルティスの顎に異常があったらしい。9回までの採点では86対85、88対83、87対84の3-0でリードしていただけにオルティスにとっては悔しい敗戦となった。
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殊勲のロペスは35戦30勝(18KO)4敗1無効試合。ウェルター級のシルバー王座を獲得したが、今後もウェルター級で戦うかどうかは未定。昨年9月のフロイド・メイウェザー(米)戦に続き連敗となったオルティスは35戦29勝(22KO)4敗2分。9月15日のアルバレス戦はご破算になる可能性が高い。