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[試合結果]2012.4.29

LH級 因縁の再戦

 WBC世界ライトヘビー級タイトルマッチ、王者バーナード・ホプキンス(米)対元王者チャド・ドーソン(米)の12回戦は28日(日本時間29日)、米国ニュージャージー州アトランティックシティで行われた。昨年10月、ホプキンスが肩を負傷したため2回無判定試合という不完全燃焼に終わった因縁カード。再戦を制したのは?
○チャド・ドーソン(米)
 12回判定(2-0)
●バーナード・ホプキンス(米)

 半年前の試合でもアクシデントの前まで優位に試合を進めていたのはドーソンだった。今回もドーソンはサウスポーからスピードのあるパンチを繰り出して先手をとった。ホプキンスはスタミナのロスを防ぎつつ効率的なボクシングで対抗するが、流れを引き寄せることはできない。
 4回、ドーソンはバッティングで左目尻をカット。8回にはホプキンスのパンチによって右目上を切り裂かれたが、これらが大きなトラブルに発展することはなかった。中盤以降もスピードで勝るドーソンが攻勢を印象づけてポイントを掠め取っていった。
 採点は、ひとりが114対114のイーブンとしたが、残る二者が117対111の6ポイント差で挑戦者を支持。こうして因縁の対決に決着がついた。
 返り咲きを果たしたドーソンは34戦31勝(17KO)1敗2無効試合。スーパーミドル級のWBA&WBC(休養)王者アンドレ・ウォード(米)との対戦がプランに上がっている。47歳3カ月での防衛に失敗したホプキンスは62戦52勝(32KO)6敗2分2無効試合。

 前座ではゴールデンボーイ・プロモーションズ期待のヘビー級ホープ、セス・ミッチェル(米)が登場。チャズ・ウィザスプーン(米)に3回2分31秒TKO勝ちを収めている。
 初回に危ない場面をしのいだミッチェルは2回から態勢を立て直し、3回にダウンを奪って形勢逆転。さらに立ったまま相手にカウントを聞かせ、そのままストップに持ち込んだ。
 元アメフト選手のミッチェルは26戦25勝(19KO)1分。ウィザスプーンは33戦30勝(22KO)3敗。

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