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現WBA世界スーパーライト級王者マルコス・マイダナ(亜)と元WBC世界同級王者デボン・アレクサンダー(米)がウェルター級で対決するという注目のウェルター級ノンタイトル10回戦が25日(日本時間26日)、米国ミズーリ州セントルイスで行われた。マイダナの強打、アレクサンダーのスピード、どちらに軍配があがったのか。
マイダナ(左)アレクサンダー(右)
○デボン・アレクサンダー(米)
10回判定(3-0)
●マルコス・マイダナ(亜)
10回判定(3-0)
●マルコス・マイダナ(亜)
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100対90が二者、99対91が一者という大差の採点が示すとおりアレクサンダーの快勝といえる内容だった。
サウスポーのアレクサンダーはスピードと勘の良さを生かしたカウンターを効果的に決めて序盤から主導権を掌握。前に出て強打を狙うマイダナを易々とコントロールしていった。マイダナは3回から圧力を強めたが、なかなかパンチをヒットできず、苦しい展開が続いた。
サウスポーのアレクサンダーはスピードと勘の良さを生かしたカウンターを効果的に決めて序盤から主導権を掌握。前に出て強打を狙うマイダナを易々とコントロールしていった。マイダナは3回から圧力を強めたが、なかなかパンチをヒットできず、苦しい展開が続いた。
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6回、アレクサンダーはマイダナの弱点と言われるボディを攻め、効果をあげる。8回には左をボディに集中し、明らかなダメージを与えた。ラスト2ラウンドもアレクサンダーのリング・パフォーマスは冴え、貯金を殖やして試合終了のゴングを聞いた。
デボン・アレクサンダー
KOこそ逃したものの持ち味を発揮して存在感を示したアレクサンダーは、これで24戦23勝(13KO)1敗。ウェルター級での無冠戦のためスーパーライト級の王座は保持したままのマイダナは、34戦31勝(28KO)3敗。