IBF世界Sライト級戦パロvsヒッチンズ

　IBF世界スーパーライト級タイトルマッチが日本時間8日、プエルトリコの首都サンフアンにあるコリセオ・ロベルト・クレメンテで行われ、王者リアム・パロ(28=オーストラリア)が、指名挑戦者の同級1位リチャード・ヒッチンズ(27=米)を相手に、中立国のリングで初防衛戦を迎えた。

　サウスポーの王者パロがプレッシャーをかけ、挑戦者ヒッチンズが内側にジャブを差し込むスタート。運動量で勝るパロに対して、ヒッチンズはフェイントからジャブを差し合うと、パロが右カウンターで仰け反らせた。精度の高い駆け引きは中盤に突入。互いにジャブから強打に結びつけると、パロは鼻血を流した。パロが攻め込めば、ヒッチンズもカウンターを狙う一進一退の攻防戦は、最終回まで続きゴング。判定は、1者が117-111でパロ。2者が116-112でヒッチンズを支持したため、ヒッチンズが新チャンピオンに輝いた。