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[海外試合結果]2024.8.4

リヤド・シーズン米国初上陸! クロフォードvsマドリモフ

 ウェルター級世界3冠王者テレンス・クロフォード(36=米)が米国時間の3日、ロサンゼルス BMO・スタジアムで世界4階級制覇を目指し、WBA世界スーパーウェルター級王者イスライル・マドリモフ(29=ウズベキスタン)に挑戦。WBO世界同級暫定王座もかけられたサウジアラビアのリヤド・シーズンが米国初進出興行のメインを飾った。

 セミではWBA(世界ボクシング協会)スーパーライト級正規王者イザック・クルス(27=メキシコ)が、WBA世界同級5位のホセ・べランスエラ(25=米)を相手に初防衛戦に臨んだ。

 この日のラインナップは豪華で、WBA世界スーパーミドル級正規王者デビッド・モレル(26=キューバ)が、WBA世界ライトヘビー級王座決定戦で、WBA同級4位ラディボイエ・カラジック(33=米)と拳を交えた。

クロフォードが判定勝利
 スイッチヒッターの挑戦者クロフォードが立ち上がりサウスポーで始めると、王者マドリモフは少しずつ圧力を強めていった。強打を散らすマドリモフに対して、クロフォードも右を有効に使い、激しいペース争いを展開。終盤に入ると、疲れを見せたマドリモフが11回にはクロフォードの左アッパーでよろめく。最終回にはスイッチを見せ、攻勢に出たクロフォードが優位に進めてゴング。判定は116-112、115-113×2の3-0で、クロフォードが勝利。2本のベルトを獲得し、全勝で4階級制覇を達成した。
クルスがバレンスエラに判定で敗れる波乱
 序盤からガンガンとプレッシャーをかける王者クルスに対し、サウスポーの挑戦者べランスエラは右ジャブで距離を測った。その後、共に決定的なパンチを打ち込めず、試合は終盤戦に入って行った。クルスは攻撃的に出るも、かわされては細かいパンチをもらい、最後までべランスエラのペースで試合は終了。判定は1者が115-113でクルス、しかし2者が116-112でべランスエラを支持し、新王者誕生となった。
モレルが判定で2階級制覇達成
 サウスポーのモレル、カラジックは手数の少ないスタートから、次第にモレルがボディを狙う展開。モレルは時折、右フックを命中させ主導権を奪う。しかし、カラジックも右を当てて、スタミナを切らしたモレルを追い上げ、試合は終了。3-0(118-110、117-111×2)の判定で、モレルが2階級制覇を達成した。

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