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ドイツ・ファルケンゼーのシュタットハレで6日(日本時間7日)、IBF(国際ボクシング連盟)スーパーウェルター級王座決定戦が開催され、同級1位のバカラン・ムルタザリエフ(31=ロシア)が、世界初載冠を目指して、元WBA世界同級暫定王者ジャック・クルカイ(38=ドイツ)と対戦した。
ムルタザリエフがKOで世界獲得
前王者のジャーメル・チャーロ(33=米)の返上に伴って開催された王座決定戦は、激しく打ち合う展開へと進んだ。サイズで上回るムルタザリエフが、プレッシャーをかけると、早くも初回に左フックでクルカイを倒したが、スリップのコール。その後、クルカイもストレートで反撃し、打撃戦は終盤に突入した。すると11回、ムルタザリエフが開始から連打を浴びせると、ラウンド終盤に左フックを効かせ、右フックで豪快に倒した。なんとか立ち上がったクルカイだったが、レフェリーは試合を止めた。ムルタザリエフが11回2分50秒TKO勝利で、全勝のまま世界王座初載冠を果たした。