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米国・アリゾナ州グレンデールのデザート・ダイヤモンド・アリーナで 29日(日本時間30日)、WBO(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級暫定王座決定戦が行われ、元2階級制覇王者オスカル・バルデス(33=メキシコ)と、WBOスーパーフェザー級2位リアム・ウィルソン(28=オーストラリア)が対戦した。
セミファイナルでは、女子世界ミニマム級4団体王座統一戦が行われ、WBA&WBC同級王者セニエサ・エストラーダ(31=米)とIBF&WBO同級王者ヨカスタ・バレ(31=コスタリカ)が、互いのベルトをかけて激突した。
バルデスがTKO暫定王座獲得
序盤から攻め込んだウィルソンに対して、バルデスはフックを打ち込むと2回、ウィルソンは鼻から流血した。5回にはウィルソンもジャブや右を打ち込み反撃するも、続く6回には、バルデスがボディを打ち込む展開。
王座返り咲き!
そして迎えた7回、バルデスが左フックでダメージを与えると、怒涛のフックで襲いかかり、粘るウィルソンの間にレフェリーが入りストップ。バルデスが7回2分48秒TKO勝利で、暫定ながら世界王座に返り咲いた。
エストラーダが判定で4冠統一
WBA&WBC王者のエストラーダが、手数でパンチをまとめるのに対して、IBF&WBO王者バレは、ストレートとフックで応戦。初回、バレはバッティングで、右まぶたをカットした。エストラーダは、頻繁にスイッチを繰り返してバレを翻弄。スピードを活かしてペースを掴むと、終盤にはパフォーマンスも織り交ぜた攻撃で最後まで戦い抜き、試合終了。判定は3-0(97-93×3)でエストラーダが勝利、女子4団体統一を果たした。