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中国・杭州で開催されている第19回アジア競技大会のボクシング競技では、9月30日、日本代表の女子54kg級・木下鈴花(クリエイティブサポート)、男子57kg級・原田周大(専修大学)、男子71kg級・岡澤セオン(INSPA)が出場した。木下は表彰台入りと2024年パリ五輪の出場権もかけた準々決勝戦。
新鋭ウクタモワ(左)が逆転勝ち
木下は、体格で上回ったニギーナ・ウクタモワ(ウズベキスタン)を相手に、初回は積極的な出入りでペースを握ったが、2回から形勢を逆転されてしまい、そのままの流れで最終3回もポイントを取られ、判定0-5で敗れた。試合後の木下は「五輪の切符を今回で取ってしまいたかっただけではなく、アジア大会の女子ボクシングでメダルを獲得した日本代表は過去1人だったので、2人目にもなりたかった」と悔しがった。
絶好調の原田(左)
原田は、2021年にカザフスタンで開催された国際大会で自身を破っているルンダー・ガントゥムル(モンゴル)との2回戦。今回は、2回までで明確にポイントを貯金し、最終3回はそれを守るボクシングを組み立てた。判定4-1の勝利。試合後の原田は「今日はまだ“小さな山場”。準決勝あたりから難関になる」と気を抜かない様子だ。
強敵を完封した岡澤(左)
岡澤は、今年の世界選手権で銅メダルを獲得している危険なハードヒッターのニシャント・デブ(インド)と対戦。1回戦と同様に、長距離からダイナミックなパンチを出して優勢をアピール続け、判定5-0の勝利を収めた。岡澤は試合後、「勝つのが楽しいというよりも、強豪との試合が続いているので、パンチの駆け引き1つ1つが成功するかどうか分からないので楽しい」とコメントしている。
吉澤はタジキスタン代表との準々決勝へ
10月1日は女子57kg級・吉澤颯希(日本体育大学)が表彰台入りと、2024年パリ五輪の切符をかけた準々決勝戦に臨む。