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米国・カリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツパークで8日(日本時間9日)、WBC(世界ボクシング評議会)スーパーウェルター級暫定王者セバスチャン・フンドラ(24=米)がWBC同級13位の挑戦者カルロス・オカンポ(26=メキシコ)を挑戦者に迎えて、初防衛戦に臨んだ。
PBCが主催したこの日のイベントのセミファイナルは、WBC世界ミドル級暫定王座決定戦。WBC同級1位のカルロス・アダメス(28=米)と、WBC同級6位ファン・マシアス・モンティエス(28=メキシコ)が拳を交えた。
フンドラが判定で暫定王座V1
規格外のサイズを活かし、暫定王者・フンドラはサウスポーの右ジャブで牽制、挑戦者のオカンポは、ボディを狙っていった序盤。フンドラは、4回から得意のアッパーをねじ込むと、オカンポもボディに返し、リング中央でインファイトが繰り広げられた。左右のフックで攻めていくオカンポだったが、フンドラがより正確にパンチを当てて、最後まで自分のペースを守って、終了のゴング。判定は3-0(117-111、118-110、119-109)で、フンドラが暫定王座の初防衛に成功した。
試合後、来年1月に予定されている、同級4冠王者ジャーメル・チャーロ(32=米)vsWBO同級1位ティム・チュー(27=オーストラリア)の勝者との対戦を希望したフンドラの戦績は、21戦20勝(13KO)1分。善戦するも2度目の世界挑戦も実らなかったオカンポは、36戦34勝(22KO)2敗とした。
アダメスがTKOで新WBCミドル級暫定王者
静かな立ち上がりとなった初回、アダメスはサウスポースタイルで前進すると、モンティエルはサークリングし、様子を伺った。2回には、モンティエルがスイッチを見せると、アダメスもパンチを繰り出していく。すると迎えた3回、アダメスが右フックを顎に打ち抜くと、モンティエルが崩れ、ロープ際に後退。チャンスとばかりにパンチをまとめたアダメスの左フックで、更にモンティエルがバランスを崩すと、レフェリーがストップ。アダメスが、3回2分37秒TKO勝利で、暫定ながら世界初載冠を果たした。
勝利が決まると、リング上で喜びを爆発させたアダメスの戦績は、23戦22勝(17KO)1敗。1発の被弾から一気にストップまで持って行かれてしまったモンティエルは、30戦22勝(22KO)6敗2分とした。