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米国・フロリダ州セミノール・ハード・ロックホテル&カジノで20日(日本時間21日)、PBCが元世界王者対決をメインに2つの世界戦を決行。メインイベントでは元WBC(世界ボクシング評議会)ライト級王者のオマール・フィゲロア(32=米)が、元IBF(国際ボクシング連盟)スーパーライト級王者のセルゲイ・リピネッツ(33=ロシア)と、WBCシルバー・スーパーライト級王座決定戦で激突した。
セミファイナルでは、WBA(世界ボクシング協会)スーパーライト級王座決定戦として、元WBA同級暫定王者のアルベルト・プエロ(28=ドミニカ共和国)が、WBA同級2位のバティル・アホメド(31=ウズベキスタン共和国)と対戦。更にWBA世界スーパーフェザー級正規王者ロジャー・グティエレス(27=ベネズエラ)が、WBA同級指名挑戦者のヘクター・ルイス・ガルシア(30=ドミニカ共和国)を相手にV2戦に臨んだ。
初回、スイッチヒッターのフィゲロアがサウスポーの構えで、リピネッツに襲い掛かると、2回にリピネッツが迎え撃ち、右フックでダウンを奪った。再開後もプレッシャーをかけて、インファイトを仕掛けるフィゲロアは、スイッチを繰り返していくも、より正確にパンチをヒットさせるリピネッツの流れで、中盤に入る。強烈な左右のフックを打ち込むリピネッツは7回、8回と同じく攻め続けると、ラウンド終了時に、フィゲロア・コーナーが棄権の申し入れ。リピネッツが8回終了、棄権によるTKO勝利でWBCシルバー王座を獲得した。
約3年1ヶ月ぶりの勝利を収めたリピネッツの戦績は、20戦17勝(13KO)2敗1分。敗れたフィゲロアは、32戦28勝(19KO)3敗1分とした。
暫定王座に続く正規王者となったプエロの戦績は、21戦全勝(10KO)。試合後には勝利を支持される声もあったアホメドは、9戦8勝(6KO)1敗とした。
初挑戦で世界のベルトを巻いたガルシアは、16戦全勝(10KO)。良い内容を見せられず、王座陥落したグティエレスは、30戦26勝(20KO)4敗1分とした。