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WBC(世界ボクシング評議会)が11日、6月の世界ランキングを発表、3名の世界チャンピオンを「BOXERS OF THE MONTH」(月間最優秀選手)に選出した。
デビン・ヘイニー(23=米国)※中央
月間最優秀選手には、”モンスター”も当面の目標に掲げている『主要4団体統一』を果たした、スーパーウェルター級のジャーメル・チャーロ(32=米国)とライト級のデビン・ヘイニー(23=米国)の両4冠チャンピオン、そして、ノニト・ドネア(39=比)との世界3団体統一戦を衝撃の2ラウンドTKO勝利で制した井上尚弥(29=大橋)の3名が選ばれた。
ジャーメル・チャーロ(32=米国)
WBCは通常、月間最優秀選手1名と「Honorary mention」(敢闘賞)1名を世界ランキングの更新に合わせて、毎月発表しているが、今月はいわゆる敢闘賞はなく、3名の最優秀選手が発表された。3団体統一王者のモンスターは、2名の4団体統一王者と肩を並べている。ドネア戦の衝撃は、世界を震撼させたと言っていいだろう。
PHP1位:井上尚弥(29=大橋)
この日、米国の「The Ring(magazine)」のPFP(パウンド・フォー・パウンド)1位に井上尚弥が選ばれた。日本人初の快挙!
■井上尚弥(29=大橋)のコメント
「歴史と権威あるアメリカ『リング誌』のPFP1位に選出されました。一つひとつ積み上げてきた事がこうして評価されたのは、ボクサーとして光栄です。この栄誉に恥じない為にもと、また一つモチベーションが上がった。次戦4団体統一に向けて、また頑張りますので期待していて下さい」
■井上尚弥(29=大橋)のコメント
「歴史と権威あるアメリカ『リング誌』のPFP1位に選出されました。一つひとつ積み上げてきた事がこうして評価されたのは、ボクサーとして光栄です。この栄誉に恥じない為にもと、また一つモチベーションが上がった。次戦4団体統一に向けて、また頑張りますので期待していて下さい」
大橋会長も絶賛!
■大橋秀行会長のコメント
「自分が生きている間に日本人のオリンピック金メダリスト(村田諒太)、世界ミドル級王者(竹原慎二)、そしてPFP1位(井上尚弥)を見られるとは思っていなかった。正直に驚いている。物事を諦めてはいけない。固定観念を決めず、常に高みを、大きく希望を持っていることが大事なのだと感じた。尚弥はすごい、本当にすごいと思う。PFP10位以内のボクサーをみたら、複数階級制覇、複数団体王座を保持してきたすごい選手ばかり。その中で、堂々たる1位になったことが驚き。これからも精進し、厳しく激しい練習をともに積んでいきたいと思う。自分も全力でサポートして続けていきたい」