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WBC(世界ボクシング評議会)スーパーウェルター級暫定王座決定戦が9日(日本時間10日)、米国・ネバダ州ラスベガスのヴァージンホテルズ・ラスベガスで行われ、WBC同級1位のエリクソン・ルービン(26=米)と、WBC同級2位のセバスチャン・フンドラ(24=米)が大激戦を見せた。
フンドラがダウン応酬の末に暫定王座載冠
身長で20cm、リーチで14cm上回るフンドラと、ルービンというサウスポー対決。試合が動いたのは2回、フンドラが左右アッパーの連打から右でダウンを奪った。長身ながら前に出るフンドラにルービンもフックで迎え撃ち、互いに譲らぬ打撃戦を展開。すると7回、今度はルービンが左右のフックをまとめて、フンドラからダウンを奪い返した。続く8回はフンドラが再びアッパーをコンパクトにまとめ、ルービンは顔面が腫れ鼻血も出るなど苦しい流れとなる。すると、この回が終わるとルービン陣営が棄権を申し入れたことで試合がいきなりの終了。フンドラが9回終了TKO勝利で暫定ながら初の世界タイトルを獲得した。
その規格外の体型からイロモノ的に見られるも、実力を証明したフンドラの戦績は、20戦19勝(13KO)1分。棄権により敗れはしたが、8回まではポイントで優勢だったルービンは、戦績を26戦24勝(17KO)2敗とした。