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英国・イングランドのAO・アリーナで18日(日本時間19日)、ヘビー級サバイバル戦が行われた。リングに上がったのは、元WBO(世界ボクシング機構)ヘビー級王者ジョセフ・パーカー(29=ニュージーランド)と元世界挑戦者デレック・チゾラ(37=英)。この試合は、今年5月2日以来のダイレクトリマッチで、パーカーが保持するWBO(世界ボクシング機構)インターコンチネンタル・ヘビー級タイトルの初防衛戦として開催された。
パーカーが2度ダウンを奪って判定勝利
開始直後にダウンを奪われた前回と違い、距離をしっかりと測ってジョブを打ち込んだパーカー。チゾラも2回には打ち合いに持ち込んだ。試合が動いたのは4回、パーカーは右アッパーからの左フックでチゾラをロープにもたれさせるとレフェリーがダウンを宣告。チゾラは試合再開後、連打で応戦した。
パーカーのペースで後半に突入。
7回には再びパーカーの右アッパーでチゾラが膝を着いてダウン。8回にもパーカーが右アッパーを打ち込み両手でチゾラを押し込むと、ロープにもたれたのを見てレフェリーは3度目のダウンをコール。共にスタミナをロスしながらも最終回まで続き、チゾラが粘りながら試合終了。判定3-0(115-110、115-111、114-112)でパーカーがWBOインターコンチネンタル王座の初防衛に成功した。
シャープな動きで返り討ちを果たしたパーカーの戦績は32戦30勝(21KO)2敗、脅威の粘りを見せたチゾラは44戦32勝(23KO)12敗とした。