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元3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(33=ウクライナ)が11日(日本時間12日)、米国・NYのマジソン・スクエア・ガーデン・Huluシアターで再起2戦目を行なった。WBOインターコンチネンタル・ライト級王座決定戦として元IBFライト級王者リチャード・コミー(34=ガーナ)を相手に、慣れ親しんだニューヨークのMSGのリングでロマチェンコが華麗に舞った。
ロマチェンコがダウンを奪って判定勝利
両選手ボディにストレートを伸ばし始まった初回。サウスポーのロマチェンコは2回
終了間際に左ストレートを決めてコミーをのけぞらせた。その後もコミーが右を返していくが、中盤以降はロマチェンが刻むように距離を操っていく。すると7回、ロマチェンコが左ストレートを下に刺し、更に上に左フックを打ち込むとダウンを先取。再開後、ロマチェンコはダメージを読み取り、2度程コミー陣営にストップの要求を示した。8回開始前にドクターチェックがコミーに入るも試合は続行となり、その後もロマチェンコがリングを支配する中で最終回まで持ち込まれた。コミーは最後まで諦めずに攻め込むも、ロマチェンコが足で翻弄してゴング。3-0(117-110、119-108×2)の判定でロマチェンコが空位のWBOインターコンチネンタル・ライト級王座を獲得した。
全盛期を彷彿させる動きで試合を制圧したロマチェンコの戦績は18戦16勝(11KO)2敗。勇敢に戦うも敗れたコミーは34戦30勝(27KO)4敗とした。