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注目の世界ヘビー級3冠統一戦が25日(日本時間26日)、英国・ロンドンのトッテナム・ホットスパースタジアムで開催された。WBA(世界ボクシング協会)スーパー、IBF(国際ボクシング連盟)&WBO(世界ボクシング機構)同級王者アンソニー・ジョシュア(31=英)が、元クルーザー級4冠統一王者オレクサンドル・ウシク(34=ウクライナ)を迎え、6万人の観客の前で熱戦を繰り広げた。
ウシクがジョシュアを攻略!
体格で上回るジョシュアが、ステップを刻むサウスポーのウシクを追う展開で幕が切られた。3回残り20秒にはウシクが左フックを決めてジョシュアをグラつかせるなど、優位に試合を進めていった。中盤戦ではジョシュアもボディにパンチを集めながら右ストレートを上に伸ばし反撃し、激しいペースの奪い合いを見せた。10回にはウシクが右眉をカットするも、左でジョシュアの右目上を腫れさせた。頭を振り足を止めず動き続けるウシクは最終12回、残り20秒ほどでジョシュアを連打でロープ側に釘付け状態にし試合は終了。判定は3-0(117-112、116−112、115-113)でウシクの勝利した。
最高のパフォーマンスを見せ、敵地で勝利を掴み続けるウシクの戦績は19戦全勝(13KO)。ウシクのスキルに強打を打ち込めなかったジョシュアは王座陥落、26戦24勝(22KO)2敗とした。
最高のパフォーマンスを見せ、敵地で勝利を掴み続けるウシクの戦績は19戦全勝(13KO)。ウシクのスキルに強打を打ち込めなかったジョシュアは王座陥落、26戦24勝(22KO)2敗とした。
オコリーが2度倒してV1達成
セミファイナルではWBO世界クルーザー級タイトルマッチが決行。王者ロレンス・オコリー(28=英)が、WBO1位ディラン・プラソビッチ(26=モンテネグロ)との全勝対決を2度倒し制した。初回から荒々しく右を振るうオコリーは、2回に右でプラソビッチから先制のダウンを奪う。そして3回、さらに攻めに出たオコリーが左ボディで再びプラソビッチを沈めカウントアウト。オコリーが3回1分57秒で初防衛に成功した。
今後、ヘビー級進出も視野に入れる若き王者オコリーの戦績は17戦全勝(14KO)。指名挑戦者として役不足となったプラソビッチは初敗北の16戦15勝(12KO)1敗とした。