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米国・フロリダ州マイアミのハードロック・スタジアムで27日(日本時間26日)、サウル”カネロ”アルバレス(30=メキシコ)が、WBC(世界ボクシング評議会)・WBA(世界ボクシング協会)スーパー・スーパーミドル級の2冠初防衛戦を行った。アルバレスは、WBC2位・WBA9位のアヴニ・イルディリム(29=トルコ)を相手に最高のパフォーマンスを披露した。
また、アンダーカードではWBC1位のマック・ウィリアムス・アローヨ(35=プエルトリコ)が、代役出場のアブラハム・ロドリゲス(26=メキシコ)を相手にWBC世界フライ級暫定王座決定戦を行った。
今年はさらにリングに上がることを約束したアルバレスは、5月8日にWBO同級王者のビリー・ジョー・サンダース(31=英)との3冠統一戦が正式に決まりそうだ。アルバレスの戦績は58戦55勝(37KO)1敗2分。良いところなく敗れたインディリムは24戦21勝(12KO)3敗とした。
王者フリオ・セサール・マルチネス・アギュラー(26=メキシコ)の右拳の負傷により、前日計量で暫定戦となったアローヨの3度目の世界挑戦。アローヨは序盤から前に出ていくと、代役出場のロドリゲスはプレッシャーを受けてリングをサークリングした。攻めに出るアローヨは4回、ボディを効かせて連打でダウンを奪う。なんとかこの回は凌いだロドリゲスだったが、その後の5回もロープに詰まり苦しい展開。そうして迎えた6回、右ストレートを痛打させたアローヨはさらに詰めていくと、ロドリゲス陣営が棄権の意思をレフェリーに伝えて試合はストップ。アローヨが6回1分41秒TKO勝利で、暫定王座ながら3度目の世界挑戦を実らせた。
アルチネスとのWBC王座統一戦に臨むアローヨの戦績は25戦21勝(16KO)4敗。ロドリゲスは30戦27勝(13KO)3敗とした。