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トップランク社が9日(日本時間10日)米国・ラスベガスのMGMグランド・カンファレンスセンターで前WBO世界スーパーバンタム級王者エマヌエル・ナバレッテ(25=メキシコ)と、WBO同級2位ルービン・ビラ(23=米)によるWBO(世界ボクシング機構)フェザー級王座決定戦を開催した。ナバレッテはスーパーバンタム級に続く世界2階級制覇を全勝のビラとザ・バブルで争った。
ナバレッテが2度倒して判定で2階級制覇達成
WBO世界フェザー級王座決定戦は初回から動いた。ナバレッテが差し出すような軽い左アッパーで、尻餅をつかせた。2回、3回とサウスポーのビラは自分のペースを掴もうと、足を使い右ジャブから丁寧なボクシングを展開。しかし、ナバレッテは4回に今度はなぎ倒すような左フックを決めて2度目のダウンを奪った。中盤戦も荒々しい攻撃を仕掛けるナバレッテに対し、それを防ぐビラの構図で終盤戦に向かった。9回、ビラはパンチの振りが大きいナバレッテに細かくパンチをまとめて反撃。最終12回はナバレッテがプレッシャーと強打で前に出て終了のゴングが鳴った。判定は3-0(114-112×2、115-111)の3-0でナバレッテが勝利となり2階級制覇を達成した。
2階級目のベルトを獲得したナバレッテの戦績は34戦32勝(27KO)1敗1無効試合。善戦するも2度のダウンが響き初黒星を喫したビラは19戦18勝(5KO)1敗とした。