海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
オーストラリア人同士の大規模興行が、同国タウンズビルのクイーンズランドカントリーバンク・スタジアムで26日に開催された。マニー・パッキャオを破り世界王座を獲得した元WBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王者ジェフ・ホーン(32=オーストラリア)と元世界スーパーライト級3冠統一王者コンスタンチン・チューの息子、ティム・チュー(25=オーストラリア)の新旧対決。コロナ禍であるものの約3万人動員のスタジアムを1.6万人規模に抑えて行われた。
チューがダウンを奪い棄権を呼び込みTKO勝利
WBOグローバル・スーパーウェルター級王座と、IBFフェデレーション・オーストラリア・同級王座を保持するチューに、ホーンが挑戦した。序盤はチューがリングを使い距離を伺うと、ホーンも距離を詰めていきながら連打を狙う展開。試合が動いたのは4回、チューが左フックで先制のダウンを奪った。さらに、6回にもチューがコーナーまで下げると、右フックを効かせて左ボディで再び倒した。続く7回も前に出るホーンより正確なパンチをコネクト。そして8回もチューがボディを決めて仕留めにかかった。辛くもラウンド終了のゴングに救われるもホーン陣営が、インターバル中に棄権を申し入れて試合は終了。チューの8回終了後TKO勝利となった。王座を防衛とともに今後、父以上の活躍を誓ったチューの戦績は16戦全勝(12KO)となった。良いところなく敗れたホーンは24戦23勝(13KO)3敗1分とした。