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前王者サウル”カネロ”アルバレス(30=メキシコ)の王座返上に伴い行われるWBO(世界ボクシング機構)ライトヘビー級準決勝が22日(日本時間23日)、米国・ラスベガスのMGMグランド・カンファレンスセンターで開催。元同級王者エレイデル・アルバレス(36=コロンビア)vsWBO同級4位ジョー・スミス.Jr(30=米)がセットされた。セミ格では前WBAミドル級王者ロブ・ブラント(29=米)が、ビタリ・コピレンコ(36=ウクライナ)を相手に再起戦を行った。
後方からストレートを打ち込むアルバレスに対して、ワイルドなパンチを振るうスミス。強引にパンチを振り抜くスミスがペースを掴み始めた中盤、アルバレスは慎重に様子を伺う時間帯が増え手数が減っていった。ともに消耗を見せてきた終盤だったが、迎えた9回、スミスが右ストレートをアゴに撃ち込むとアルバレスがロープに後退。追撃の左ジャブでエプロン外に頭が投げ出され激しく倒れると、なんとか立ち上がろうとするアルバレスをレフェリーがストップ。スミスが9回26秒TKO勝利となった。
スミスは今後、もう一つの準決勝1位ウマール・サラモフ(26=ロシア)vs.2位マキシム・ウラソフ(33=ロシア)の勝者と決勝を行う、戦績は29戦26勝(21KO)3敗。敗れたアルバレスは27戦25勝(13KO)2敗とした。
ブラントにとっては昨年7月の村田戦以来、約1年ぶりの試合となるリング。待ち望んでいたとばかりに初回からジャブで組み立てボディなどをドンドンと決めていった。その後もジャブが走るブラントは試合をリードしてポイントを積み重ねると5回、ラウンドが終了時にドクターストップがかかり試合が終了。ブラントが5回終了TKO勝利で再起に成功した。
試合後のインタビューで村田との第3戦を臨むと答えたブラントの戦績は28戦26勝(18KO)2敗。敗れたコピレンコは31戦28勝(16KO)3敗とした。