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[海外情報]2020.6.26

バンタム級に動きあり!双生児マロニー兄が再び浮上!

 米国・ラスベガスの再開興行が25日(日本時間26日)、MGMグランド特設会場のザ・バブルで開催された。WBO(世界ボクシング機構)2位のジェイソン・マロニー(29=オーストラリア)がバンタム超級10回戦で、レオナルド・バエス(24=メキシコ)と拳を交えた。

 またスーパーフェザー級超の132ポンド(59.8kg)契約10回戦。WBA同級6位アブラハム・ノバ(26=米)vsエイブリー・スパロウ(26=米)が、セミ格で組まれトップランク社がプロモート、ESPNが中継を行った。

マロニーが7回終了TKO勝利

 序盤は脚を使って遠い距離からパンチを伸ばすマロニーに対し、一回り身体の大きいバエスがガードを固めてプレッシャーをかける。マロニーはボディ打ちも巧みに交えながら、3回にはバエスの右目をカットさせるなど中盤から圧倒。顔面が血に染まり出し、パンチも空転してばかりの苦しいバエスは7回が終了すると、8回の再開に応じず試合終了。マロニーが7回終了後TKO勝利となった。

 今後のバンタム級世界戦線に再び名乗りをあげたモロニーの戦績は22戦21勝(18KO)1敗。連日のアップセットを演出できなかったバエスは21戦18勝(9KO)3敗とした。

ノバが判定勝利

 フィジカルの強いノバと、カウンターが得意なスパロウの対戦。序盤はともに一進一退の攻防をみせる。スパロウは巧みにパンチを外し、細かな連打を出すなどペースを掴んだ中盤、ノバもボディを狙い動きを止めにかかった。8回にはノバが右ストレートをヒットさせ、チャンスとばかりに攻め込む場面を作った。その後はプレッシャーをかけるノバに、技巧で対抗するスパロウの図式のまま終了のゴング。判定は3-0(99-91、97-93、96-94)でノバの勝利となった。

 後半に追い上げ苦戦するも全勝をキープしたノバの戦績は18戦全勝(14KO)、テクニックの高さをみせるも詰めきれなかったスパロウの戦績は12戦10勝(3KO)2敗とした。


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