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OPBF東洋太平洋スーパーライト級王者の内藤律樹(28=E&Jカシアス)が9日、韓国・天安で同級6位のチョン・ギュボム(27=韓国)を相手に3度目の防衛戦に臨んだ。内藤は、ベルトを守り、父・カシアス内藤会長が現役時代に果たすことができなかった韓国で勝利を挙げることができたのか――。
内藤がV3を達成
序盤からスピードで勝る内藤選手がジャブから左フック、左ストレートを好打しペースを掌握。4ラウンド終了時の公開採点は40-36、39-37、38-38とリードした。中盤も内藤のペースが続きポイントを加点。チョンも右フックを狙ったが、内藤の巧みなディフェンス技術にクリーンヒットを奪えず。8回、内藤は左のオーバーハンドを決めてダウンを先取。8ラウンド終了時の公開採点は、80-71、79-72、78-73と大きく開いた。終盤も内藤の攻勢が続いたが、チョンも最後まで諦めず最終ラウンドのゴングを聞いた。最大7ポイント差をつけた内藤が勝利した。
相手は気持ちが強かった
アウェイで価値のある勝利を挙げた内藤は、「敵地でもありバッティングが怖かったが、焦らないように落ち着いて戦うことを心掛けた。8回にダウンを奪ったパンチは練習していたパンチ。相手の頑張りもあり仕留め切ることができなかったが、勝つことができてとても満足している」と安堵の表情を浮かべた。
採点表