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[海外ニュース]2019.7.18

9.14 アルバレス試合中止

 WBA(世界ボクシング協会)スーパー&WBC(世界ボクシング評議会)フランチャイズ&IBF(国際ボクシング連盟)ミドル級統一王者サウル"カネロ"アルバレス(メキシコ)が、予定していた9月14日(日本時間15日)メキシコ独立記念日に合わせた試合をキャンセルすると、17日(日本時間18日)GBP(ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ)が発表した。
メキシコ独立記念日には間に合わず
 アルバレスにとっては16年のリアム・スミス(英国)戦から17&18年のゲンナジー"GGG"ゴロフキン(カザフスタン)戦と、3年連続でメキシコ独立記念日の顔となっていた。しかし、今年は対戦相手選びが難航。大型契約を交わしたストリーミング配信サービス『DAZN』の意向も含め、ビッグイベントとして成立が難しくなったとGBPは判断し、アルバレスの試合を年末に先送りすることとなった。
コバレフ、アンドラーデ、ゴロフキンの候補者達
 アルバレスのオファーで話題になったのはWBO(世界ボクシング機構)ライトヘビー級王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)を相手に4階級制覇を目指す一戦。しかし、金銭面で折り合わずコバレフは同級1位アンソニー・ヤード(英国)と8月24日(日本時間25日)に指名戦を選択した。WBO世界ミドル級王者デメトリアス・アンドレイド(米国)との4冠統一戦、ゴロフキンとのラバーマッチ(第3戦)といずれも締結には至らず、年末まで試合はお預けとなった。
村田も含めた世界ミドル級戦線
 劇的な2回TKO勝利で先週、WBA世界同級正規王者に返り咲いた村田諒太(帝拳)。その奪還劇を現地で観戦していたトップランク社のボブ・アラム氏は、村田vsアルバレス戦を目指す発言もあった。WBCはアルバレスを新設したフランチャイズ王者に格上げし、暫定王者だったジャモール・チャーロ(米国)を正規にスライドされた。IBFは1位のセルギイ・デレビヤンチェンコ(ロシア)との指名戦の入札を7月23日(日本時間24日)に指令。回避するとみられるアルバレスから王座を剥奪する可能性が高く、今後も世界ミドル級戦線はアルバレスを軸にうねりをみせていきそうだ。

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