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米国・ロサンゼルスのディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークで20日(日本時間21日)開催される元世界2階級制覇王者ダニー・ガルシア(米国)vsアドリアン・グラナドス(米国)をメインとしたPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)興行。そのイベント内で急遽WBO(世界ボクシング機構)バンタム級暫定王座決定戦が組み込まれることが決まった。決定戦に出場するのはWBO同級1位リカルド・エスピノサ(メキシコ)と、元世界2階級制覇王者で同級6位のジョンリル・カシメロ(フィリピン)となった。
正規王者テテはWBSS参戦中
WBO世界バンタム級正規王者のゾラニ・テテ(南アフリカ)はWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)バンタム級トーナメントに参戦中で、今月27日(日本時間28日)に米国・ルイジアナ州ラファイエットでWBA同級スーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)と準決勝&王座統一戦を行う。そのためトーナメント開催期間中は指名戦が長く先送りされることが予想されていた。それに伴いプロモーターの要望、統一戦やビッグマッチへの理解と協力があると言われるWBOに、両陣営がオファーをかけて暫定戦の実現が決定したとみられる。
エスピノサvsカシメロ
WBO1位のエスピノサは25戦23勝(2OKO)2敗の戦績を持ち、今年3月には米国フロリダ州で元世界挑戦者リカルド・ヌネス(ドミニカ)を相手に最終10回TKO勝利。現在13連続KO勝利と勢いに乗る中、初の世界挑戦を迎えることになった。対する6位のカシメロは、今年2月にフィリピンで山下賢哉(JBスポーツ)を相手に強打を爆発させ6回TKO勝利。今月のWBOランキングで上位に上がることが予想されることもあり、今回の暫定戦のチャンスを掴んだ。