岡田博喜「勝つために来た!」

　WBO(世界ボクシング機構)スーパーライト級2位の岡田博喜(29=角海老宝石)と元WBO世界ライト級王者のレイムンド・ベルトラン(37=メキシコ)によるスーパーライト級10回戦の前日計量が試合が開催される米国カリフォルニア州フレズノで行われた。
　世界への最終関門に挑む岡田と、世界王座陥落からの再起戦に臨むベルトランの一戦は、日本時間11日にゴングが鳴る。

　計量は、ベルトランが63.5kgのリミットを500gアンダーの63.0kgでパス。計量前のインタビューで「オカダは非常に優れた選手だが、準備はできている。彼についてあまり知らないが、私は自分のことをよく知っいる。明日の試合に集中しているし、彼を倒すための計画を立てている」と自信を示した。

　対し、岡田は200gアンダーの63.3kgでクリア。試合を全米中継するESPNの取材に応え、「とても緊張しているが、勝つために練習をしてきたので、上に行くために頑張ります。もちろん(メインに登場する)ラミレスに挑戦したいが、目の前の壁が大きすぎるので今はベルトランに集中している」と、世界への試金石となる一戦に向け気持ちを高めた。 　なお、この試合にはWBCコンチネンタルアメリカとWBOインターコンチネンタル王座が懸けられることになった。

　このイベントのメインで行われる、WBC世界スーパーライト級タイトルマッチ、王者ホセ・カルロス・ラミレス(米)対ホセ・セペダ(米)は、V2戦に臨むラミレスが62.8kg、2度目の世界挑戦となるセペダがリミットの63.5kgでパスした。