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前WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級王者のルイス・ネリ(メキシコ)がPBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)のアル・ヘイモンと契約合意し米国での試合を行うことを25日(日本時間26日)海外メディアが報じた。米国デビュー戦は3月17日(日本時間18日)にテキサス州で開催されるIBF(国際ボクシング連盟)ウェルター級タイトルマッチ、エロール・スペンスJr対マイキー・ガルシア(米国)のビッグマッチのアンダーカードとなる見込みで、相手はまだ未定となっている。
サンフェルとの共同プロモート
契約はネリをサポートするメキシコ大手のサンフェル・プロモーションズと共同となり、5試合が約束されている模様だ。ネリは昨年にWBCからの停止処分が解けた後に10月と12月に再起戦を行い連続KO勝利で再起に成功している。
JBCからは未だ永久追放処分
今まで日本で物議を醸してきたネリは17年8月に山中慎介(帝拳→引退)のWBCバンタム級王座に挑戦し4回TKO勝利でベルトを獲得するも、3週間後の薬物検査で陽性反応を示してドーピング疑惑を生んだ。そして同年11月にノンタイトル戦をメキシコで挟んだ後に組まれた昨年3月の山中との再戦では、前日計量で5ポンド(2.26kg)も体重超過する大失態。試合には2回KOで勝利するも王座を剥奪され、大議論を巻き起こした。それ以来、未だネリは日本国内において永久追放処分を課されたままとなっている。
WBCランクは1位が濃厚
ネリは現在WBCバンタム級3位に位置するも、次回のランキングでは1位になることが予想される。今月19日に行われたWBC同級正規王者決定戦で新王者となったノルディ・ウーバーリ(フランス)が1位から抜け、敗れた2位のルーシー・ウォーレン(米国)が下がるためだ。米国デビュー戦後、ネリ陣営は再び同王座返り咲きを狙ってウーバーリvs暫定王者井上拓真(大橋)の勝者への挑戦を目指している。