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WBO(世界ボクシング機構)スーパーウェルター級タイトルマッチが日本時間27日に米国テキサス州ヒューストンのトヨタセンターで行われ、王者ハイメ・ムンギア(22=メキシコ)に同級3位の井上岳志(29=ワールドスポーツ)が挑んだ。日本でもスポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」で独占生中継されたこの試合は、31戦全勝(26KO)の王者に世界初挑戦の井上が序盤から果敢に攻め込み、18000人収容の大会場を沸かせた。
ムンギアの左が襲い掛かる
斎田竜也会長と磨き続けたヒット&絡新婦作戦で怪物ムンギアのバネと爆発力を押さえ、スタミナを削りながら右を好打するなど善戦した井上だが、有効打の数で及ばず。判定はジャッジ2者がフルマークをつける大差となり、ムンギアが判定勝ちを収めた。しかし、井上は敗れはしたが、世界初挑戦でスター候補のムンギアを最後まで追い詰めるなど世界に確かな存在感を示した。
井上の善戦が光ったが…
3度目の防衛に成功したムンギアは、全勝記録を32に更新。プロ初の黒星を喫した井上は15戦13勝(7KO)1敗1分けなった。
打ち合いを制したのはチャン
このイベントのセミファイナルで行われたWBA世界フェザー級タイトルマッチは、世界初挑戦のシュウ・チャン(中国)がフルラウンドの打ち合いの末に王者ヘスス・ロハス(プエルトリコ)を判定3-0で破り、中国3人目となる世界王者に輝いた。チャンの戦績は18戦16勝(2KO)2敗。初防衛に失敗したロハスは32戦26勝(19KO)3敗2分1無効試合。
チャンが中国3人目の世界王者に!