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平成最後の大晦日、マカオのリングに立つ六島ジムの坂本真宏(27)は、大阪市立大学の現役院生。国公立大学の現役学生初の世界チャンピオン誕生となるかー。
高い壁を乗り越えろ!
坂本が挑むIBF(国際ボクシング連盟)フライ級の王座に就くモルティ・ムサラネ(南ア)は、38戦36勝(24KO)2敗(2KO)の36歳。日本で吉報を待つファンからは、チャンピオンのピークアウトを期待する声も聞こえてくるが、それもそのはず、フライ級時代のノニト・ドネア(比/米)と善戦し、ゾラニ・テテ(南ア)からはTKOで白星を挙げている。いずれも8年前と10年前の対戦だが、映像で見る限りでは、スピードとプレッシャーともに一級品。運動量も豊富で攻略するのは容易ではない。
フライ級世界戦線相関図
この試合は年末恒例のテレビ生中継が予定されていない。しかし、関係者の注目度は非常に高い。2019年のマッチメイクなどリングサイドの話題をかっさらうことになったのは、今回ご用意した相関図を見れば一目瞭然だが、坂本を取り巻く環境が実に興味深くなっているからだ。大いに盛り上がった2018年の軽量級にあって、日本、米国、英国を中心に世界のボクシングファンを虜にした世界の第一線で活躍する選手達が数奇な関係性を持って顔を揃えている。
平成最後の大晦日に世界王者に挑む!
2019年の軽量級世界戦線の行方を占う大切な試合になることは、火を見るよりも明らか。そして何より、坂本自身にとっては、正に文武両道を自らの手で証明するチャンス。試合当日は、マカオからボクモバが実況レポートする。