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WBA(世界ボクシング協会)ミニマム級王者のノックアウトCPフレッシュマート(28=タイ)が29日、タイ・チョンブリで前WBA世界同級王者で現在は同級1位のバイロン・ロハス(28=ニカラグア)を相手に9度目の防衛戦を行った。ノックアウトが返り討ちを果たしたのか?それともロハスが王座に返り咲いたのか――。
両者とも序盤から接近戦で左右フックを繰り出すが、ノックアウトの回転力が上回りペースを掌握。パンチがヒットするたびにタイ独特の歓声が沸き起こる。2回、ノックアウトがボディにパンチを集めるとロハスは失速。ロハスも負けじとワンツーで反撃に転じるが、ノックアウトはスウェーで被弾を回避した。ノックアウトは右ボディアッパーで動きを止めるがロハスも奮闘。中盤以降はロハスがワンツーを軸に攻め立てるが、腕が絡み合う場面が増えて膠着状態が続いた。最終12回も決定機を作れず盛り上がりに欠けたまま試合終了のゴングとなった。採点は115-113×1、117-111×1、116-112×1でノックアウトがタイトル防衛に成功した。9度目の防衛に成功したノックアウトは19戦全勝(7KO)、一方、リベンジに失敗したロハスは32戦25勝(11KO)4敗3分となった。