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OPBF東洋太平洋女子フライ級王者のチャオズ箕輪(ワタナベ)が17日(日本時間18日)、メキシコ・プエブラ州プエブラ市でWBC(世界ボクシング評議会)女子フライ級王者のイベス・サモラ・シモラ(メキシコ)に挑戦した。箕輪は敵地で王座を奪取し、日本女子選手6人目の世界王者となることができたのか――。
シモラが逃げ切った
序盤は箕輪が足を使いながらジャブから右ストレートを好打し好調な滑り出しを見せた。先手を取られたシモラは3回から距離を詰めて右ストレートから連打で反撃。5回、シモラは足の鈍った箕輪に左右フックを決めて攻勢をかける。箕輪も負けじとパンチを返すが、ポイントはシモラに流れた。最終10回、逆転を狙う箕輪はビッグパンチを繰り出すが、シモラにかわされ試合終了のゴングを聞いた。ジャッジは3者ともに97-93でシモラが初防衛に成功した。シモラは30戦29勝(12KO)6敗、一方、善戦したがベルトを奪うことができなかった箕輪は8戦6勝(5KO)2敗となった。
ルイスが再起2連勝
セミファイナルには元WBC世界Sバンタム級王者のウーゴ・ルイス(メキシコ)がヘスス・ガルシア(メキシコ)と対戦。ルイスは初回に右ストレートでダウンを奪うと、2回にも右ストレートでキャンバスに沈めた。16年9月に長谷川穂積氏(真正→引退)に9回TKOで敗れて王座を陥落したルイスは再起後2連勝、戦績を42戦38勝(33KO)4敗、ガルシアは30戦17勝(11KO)12敗1分とした。