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今週の海外注目試合はこの一戦をセレクト。16日(日本時間17日)米国・オクラホマ州オクラホマシティのチェサピーク・エナジー・アリーナで行われるWBO(世界ボクシング機構)Sライト級タイトルマッチ。王者モーリス・フッカー(米国)がWBO同級1位アレックス・サウセド(米国)の挑戦を受ける指名戦だ。
両選手キャリア最高額のファイトマネー
この指名戦は今年8月にWBO本部のあるプエルトリコの首都サンファンで入札が行われた。結果は王者フッカーを擁するマッチルーム・ボクシングの150万ドル(約1億6680万円)に対し、指名挑戦者のサウセドをプロモートするトップランクが162万5千ドル(約1億8100万円)と上回り興行権を獲得。ファイトマネーの分配は王者フッカーが75%の121万8,750ドル(約1億3600万円)の100万ドル超え。挑戦者サウセドも40万6,250ドル(約4500万円)と両選手キャリア最高額の報酬となった。
試合地はサウセドの地元オクラホマ州
王者のフッカーは今年6月、元WBO世界ライト級王者のテリー・フラナガン(英国)を相手に、2-1の判定勝利で空位のWBO同級王座を敵地英国で獲得した。対する指名挑戦者のサウセドも6月、レニー・ザッパビグニャ(オーストラリア)と対戦し、ダウンを奪った末の流血戦で、相手の棄権により7回TKO勝利している。また、注目されていた開催地は予想されていた通り、サウセドの地元となるオクラホマ州で決まった。
WBO同級3位には日本の岡田博喜!
この試合をプロモートするトップランク社と3年間、3試合の契約を結び、9月に米国デビューを果たした日本期待のWBOアジアパシフィック同級級王者の岡田博喜(角海老宝石)。現在はロサンゼルスに海外合宿を行っており、スパーリング中心の練習でパワーアップを図っている。世界同級ランクではWBAとWBOで3位、IBFで5位、WBCで12位につけている。将来の世界挑戦を見据える岡田にとっても見逃せない注目のSライト級世界戦となりそうだ。