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WBC(世界ボクシング評議会)Sライト級タイトルマッチ、王者ホセ・カルロス・ラミレス(米国)対同級3位アントニオ・オロズコ(米国)が14日(日本時間15日)に国・カリフォルニア州フレスノのセイブ・マート・アリーナで行われた。
王者ラミレスがダウンを奪う!
初回、オロズコが身体を振りながらプレッシャーをかけると、ラミレスも応戦。その後は技術で勝る王者がジャブ、左フックを好打する中、4回に右ストレートで倒した。しかし、5回にはオロスゴがダウンを挽回する攻撃をみせ会場を盛り上げた。一進一退の攻防が続いたが8回、ラミレスが得意の左ボディでダウンを追加。ダメージの残るオロズコはそれでも必死に打ち返し最後まで抵抗し12回を戦い抜いて判定となった。結果は3-0(3者ともに119-107)で王者ラミレスの初防衛となった。
評価を上げたラミレス
激しい打撃戦でスコアほどの開きはなかったが、安定した試合運びと左右どちらでも倒すことができる力を発揮し初防衛を果たしたラミレス。トップランク社がプロモートするWBA(世界ボクシング協会)ライト級王者のワシル・ロマチェンコ、WBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王者のテレンス・クロフォードに続く、次期スター候補として米国メディアからもさらに注目を集めそうだ。気になるV2戦の相手に岡田の名前も候補に上がるラミレスの戦績は23戦全勝(16KO)。粘り強く最後まで戦い抜いたが及ばなかったオロズコは28戦27勝(17KO)1敗。