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WBA(世界ボクシング協会)スーパーウェルター級14位の亀海喜寛(35=帝拳)が17日(日本時間18日)、米国カリフォルニア州インディオのファンタシー・スプリングス・リゾート・カジノでグレグ・ベンデティ(28=米)を迎えて約1年ぶりの復帰戦に臨んだ。
僅かな手数とヒット数の差で亀海敗れる
初回、亀海はインサイドから攻め込んでいくと打撃戦に突入した。ロープに追い込みボディを中心に重たいブローで攻める亀海。手数とヒット数で対抗するベンデティ。ともに近距離でのパンチの交換をみせて終盤へと進んだ。体格で上回る亀海はさらにプレッシャーをかけてペースを上げるが、ベンデティも細かいショットと大きなパンチを交えて一進一退の攻防を繰り広げた。最終回はリング中央でフックを打ち合う中、試合終了のゴングとなった。ジャッジは98-92×2、97-93×1でベンデティを支持した。
亀海は悔しい敗戦となった
すべてのラウンドが拮抗した内容であった。しかし、わずかに手数とヒット数でベンデティが上回ったことで結果的にポイントが離れてしまった。亀海はトランクスのベルトラインに「コラソン・デ・アセロ(鉄の心臓)」を縫い込み戦うも、命名をしてくれたプロモーターのオスカー・デラ・ホーヤ氏の期待に応えられず連敗となった。世界再挑戦を目指すも手痛い連敗を喫した亀海は34戦27勝(24KO)5敗2分。これまで大きな実績がなかったが、アップセットと呼べる結果を出したベンデティの戦績は23戦20勝(12KO)2敗1分となった。