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クルーザー級、ヘビー級の2階級制覇も達成していた英国重量級トップスター選手、デビッド・ヘイ(37=英国)が自身のSNSから動画で引退を発表した。今年5月にトニー・ベリューとの1年2ヶ月ぶりの再戦では5回TKO負けと返り討ちに合い、全盛期時の力を発揮しきれなくなっていた。
11年ヘビー級王座統一の壁は高かった
11年7月、WBA世界ヘビー級王者だったヘイは、当時IBF・WBO世界ヘビー級王者のウラジミール・クリチコ(引退=ウクライナ)と王座統一戦を行うも、クリチコの牙城を崩せず0-3の大差判定負け、同年10月に一度目の引退を発表していた。
アマチュア時代には世界選手権で銀メダル、プロに転向してから初の世界挑戦こそ破れたが、復帰後の2007年に2度目のアタック、WBA・WBCクルーザー級王者ジャン・マルク・モルメク(フランス)を相手に7回TKO勝利で2冠王座を獲得した。更にはWBOタイトルも統一し3冠王者となった後の09年11月、ヘビー級史上最身長・最重量と言われたニコライ・ワルーエフ(露)に2-0の判定で勝利し2階級制覇を達成している。
アマチュア時代には世界選手権で銀メダル、プロに転向してから初の世界挑戦こそ破れたが、復帰後の2007年に2度目のアタック、WBA・WBCクルーザー級王者ジャン・マルク・モルメク(フランス)を相手に7回TKO勝利で2冠王座を獲得した。更にはWBOタイトルも統一し3冠王者となった後の09年11月、ヘビー級史上最身長・最重量と言われたニコライ・ワルーエフ(露)に2-0の判定で勝利し2階級制覇を達成している。
英国スター、ベリューとの再戦を最後にグローブを吊るす
11年にクリチコとの統一戦に破れ引退するも、デレック・チゾラ(英)との因縁が生まれ12年にカムバックし5回TKO勝ち。しかしその後は怪我がちとなり、17年3月に行われたベリュー戦では11回TKO負け。その試合の中でもアキレス腱を痛めて後日、手術を受けていた。最終試合となったベリューとの再戦も全盛期当時のスピードとパワー、キレを見せることが出来ずこの度、グローブを吊るすことを決めたようだ。
今、英国で盛り上がる最重量級、その流れを作ったと言える華やかな選手だったヘイ、現役中からプロモート活動もしており、今後はリングの外から英ボクシング界での活躍に期待する。
2冠王者だったデビッド・ヘイの生涯戦績は32戦28勝(26KO)4敗。
今、英国で盛り上がる最重量級、その流れを作ったと言える華やかな選手だったヘイ、現役中からプロモート活動もしており、今後はリングの外から英ボクシング界での活躍に期待する。
2冠王者だったデビッド・ヘイの生涯戦績は32戦28勝(26KO)4敗。