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賞金トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」のスーパーミドル級決勝戦、WBA(世界ボクシング協会)スーパー王者ジョージ・グローブス(30=英)対WBC(世界ボクシング評議会)1位、WBO(世界ボクシング機構)2位カルム・スミス(28=英)は、8月下旬か9月初旬に行われる見とおしとなった。当初、試合は6月2日に予定されていたが、2月の準決勝でグローブスが肩を痛めたため先延ばしになっている。
決勝戦に関しては、一時は準決勝でグローブスに敗れたクリス・ユーバンク・ジュニア(英)がスミスと対戦するプランも浮上したが、「グローブス対スミスが理想的なカードであることも理解している。本来ならば遅くとも7月中には決勝を終えていることが望ましいが、延期してでも注目ファイトを実現させるべきと判断した」と WBSSの主催者Comosa AGのカッレ・サウアランド代表は話す。これを受けグローブスは「もうジムでトレーニングを重ねているが、日程が出ることでさらに集中してトレーニングできる」と意欲をみせている。スミスも「長いこと望んでいた試合が実現するので嬉しい。ほかの選手と戦うよりもグローブスと戦いたいんだ」と決勝で王座挑戦試合が実現することを歓迎している。グローブスは31戦28勝(20KO)3敗で、スミス戦が3度目の防衛戦になる。この28勝(20KO)のうちの1KO勝ちは11年11月、カルム・スミスの兄ポールから記録したものだ。兄の仇討ちを狙うスミスは24戦全勝(17KO)。