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「スーパーマン」というニックネームを持つWBC(世界ボクシング評議会)ライトヘビー級王者アドニス・スティーブンソン(40=ハイチ/カナダ)は19日(日本時間20日)、カナダのトロントで元WBCスーパーミドル級、WBA(世界ボクシング協会)ライトヘビー級王者バドゥ・ジャック(34=スウェーデン/米)を相手に9度目の防衛戦を行う。その試合を前にスティーブンソンは「ライトヘビー級のキングは私だ」と意気込んでいる。
サウスポーから踏み込んで打ち抜く左ストレートでKOの山を築いているスティーブンソンは、13年6月の戴冠から5年近くも王座に君臨している。戦績は30戦29勝(24KO)1敗で、8割のKO率を誇る。戴冠試合を含めた10度の世界戦のうち8試合はKOで終わらせている。そのスティーブンソンはV9戦を前に「ジャックは2度も世界王者になっているのだから、それだけの理由があるのだろう」と警戒の色をみせつつも「12ラウンドを戦う準備はしているが、いつもKOを狙っている。もしもジャックが積極的に攻めてくるなら決着は早くなるだろう。リングで対峙してみれば私のパワーが分かるはずだ」と自信をのぞかせている。そして「私は王者を倒してキングになったんだ。そして価値あることを成し遂げてきたと自負している。5月19日に勝ったとき、私はこの階級でベストの選手でいるだろう」と加えている。その自信を裏づけるようにオッズも4対3でスティーブンソン有利と出ている。