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WBA(世界ボクシング協会)スーパー、WBC(世界ボクシング評議会)、IBF(国際ボクシング連盟)ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(36=カザフスタン/米)対WBAミドル級12位、WBCスーパーウェルター級1位バーネス・マーティロスヤン(32=アルメニア/米)のタイトルマッチ12回戦は5日(日本時間6日)、米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで行われた。ゴロフキンが通算20度目の防衛を果たしたのか、それとも歴史的な大番狂わせが起こったのか。
※ゴロフキン対マーティロスヤンは7日(月)夜9時からWOWOWライブ・チャンネルでリピート放送
ミドル級最強はやっぱり凄い!
〇ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)
2回1分53秒KO
×バーネス・マーティロスヤン(アルメニア/米)
ゴロフキンが通算20度目の防衛に成功
ゴロフキンはWBA、WBC、IBFの3団体の王座を持っているが、今回はIBF王座はかけられなかった。試合は左ジャブの突き合いで始まったが、すぐに王者がプレッシャーをかける展開に持ち込んだ。挑戦者も右や逆ワンツーを放ち、ラウンド終盤にはゴロフキンを後退させるシーンをつくった。2回、ゴロフキンが右アッパーをヒットするとマーティロスヤンは腰砕けになった。直後に膝をついたが、これはゴロフキンが叩き落としたと判断された。再開後、ゴロフキンはロープを背にした挑戦者に右を浴びせ、さらに右、左、右、そして左をフォローしてダウンを奪った。前のめりに倒れこんだマーティロスヤンはいったんは上体を起こしたが、再び崩れカウントアウトされた。リング上でインタビューを受けたゴロフキンは、「1回は様子をみたが、しっかり戦わないといけないと感じた。誰でもいいので挑戦してきてほしい」と笑顔で答えた。通算20度目の防衛を果たしたゴロフキンは39戦38勝(34KO)1分。初のKO負けを喫したマーティロスヤンは41戦36勝(21KO)4敗1分。
前座にはIBFライト級6位、WBO(世界ボクシング機構)8位、WBA12位、スーパーライト級でWBC8位にランクされるライアン・マーティン(米)が出場し、元世界ランカーのブレイディス・プレスコット(コロンビア)に8回判定勝ちを収めた。初回から圧力をかけながら鋭い左ジャブを差し込んで主導権を握ったマーティンは4回、右ボディブローでダウンを奪ったが、これは低打と判断された。再開後、マーティンは左のローブローで倒したが、今度は減点1を科された。続く5回、マーティンは右アッパーでプレスコットはから正真正銘のダウンを奪ったが、フィニッシュできなかった。その後もプレスコットに粘られてKOを逃した。採点は79対71(二者)、77対73だった。マーティンは22戦全勝(12KO)、プレスコットは44戦31勝(22KO)13敗。
前座にはIBFライト級6位、WBO(世界ボクシング機構)8位、WBA12位、スーパーライト級でWBC8位にランクされるライアン・マーティン(米)が出場し、元世界ランカーのブレイディス・プレスコット(コロンビア)に8回判定勝ちを収めた。初回から圧力をかけながら鋭い左ジャブを差し込んで主導権を握ったマーティンは4回、右ボディブローでダウンを奪ったが、これは低打と判断された。再開後、マーティンは左のローブローで倒したが、今度は減点1を科された。続く5回、マーティンは右アッパーでプレスコットはから正真正銘のダウンを奪ったが、フィニッシュできなかった。その後もプレスコットに粘られてKOを逃した。採点は79対71(二者)、77対73だった。マーティンは22戦全勝(12KO)、プレスコットは44戦31勝(22KO)13敗。
左:ブレーカス 右:リース
また、セミで行われた女子の4団体統一世界ウェルター級タイトルマッチ(2分×10回戦)では、王者のセシリア・ブレーカス(コロンビア/ノルウェー)が挑戦者の元WBC女子ミドル級王者カリ・リース(米)に10回判定勝ちを収めた。ワンツーを軸にした攻撃で序盤からペースを握っていたブレーカスだが、7回にリースの右カウンターを浴びてダウン。8回にもブレーカスは右を浴びて腰砕けになるシーンがあり、防衛に黄信号が灯った。しかし、その後は踏ん張って勝利を収めた。採点は96対93(二者)、97対92の3-0だった。通算22度目の防衛に成功したブレーカスは33戦全勝(9KO)、リースは21戦13勝(4KO)7敗1分。
ブレーカスが通算22度目の防衛に成功