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21日に米国ニューヨークのバークレイズ・センターで行われたウーゴ・センテノ(27=米)との決定戦で2回KO勝ちを収め、WBC(世界ボクシング評議会)ミドル級暫定王座を獲得したジャモール・チャーロ(27=米)が、次戦を8月に米国テキサス州ヒューストンで計画している。チャーロは、9月に予定されるゲンナディ・ゴロフキン(36=カザフスタン/米)対サウル・カネロ・アルバレス(27=メキシコ)の勝者との対戦を望んでいる。
センテノとの試合を2回、時間にして235秒で片づけたチャーロは戦績を27戦全勝(21KO)に伸ばし、IBF(国際ボクシング連盟)のウェルター級に続いて2階級制覇を成し遂げた。ゴロフキンやアルバレス、さらにはWBA(世界ボクシング協会)王者の村田諒太(帝拳)やWBO(世界ボクシング機構)王者ビリー・ジョー・サンダース(英)らを差し置いて「隠れたミドル級最強」との評価もあるチャーロだけに、今後の動向が気になるところだ。チャーロは「私は常にアクティブに戦い続けていきたい。8月にホームタウンで戦うことになると聞かされているので、さらに痛烈なKO劇を見せたいと思っている」と話している。前出のトップ選手たちとの対戦が待たれるところだが、チャーロ自身は「私はマッチメーカーでもプロモーターでもマネージャーでもなく、ファイターなんだ。生きるために戦う、それが私の仕事なんだ。ミドル級に転向して2戦目にも勝ったので、次は3度目の戦いだ」と近い将来を見据えている。