海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
WBC(世界ボクシング評議会)スーパーウェルター級王者ジャメール・チャーロ(27=米)の3度目の防衛戦が6月9日、元WBA(世界ボクシング協会)王者で現WBC9位にランクされるオースチン・トラウト(32=米)を相手に米国カリフォルニア州ロサンゼルスのステープルズ・センターで行われることが正式決定した。試合はレオ・サンタ・クルス(29=メキシコ/米)対アブネル・マレス(32=メキシコ/米)のフェザー級WBA内統一戦とダブル世界戦として挙行される。
双子の兄ジャモールとともに、いま最も勢いのあるトップ選手のひとりに挙げられるチャーロは、2年前にジョン・ジャクソン(バージン諸島)を8回逆転KOに斬って落として現王座を獲得。初防衛戦はチャールズ・ハトリー(米)を6回、V2戦ではエリクソン・ルビン(米)を1回、ともに衝撃的なKOで下している。スピードとスキルが身上だが、最近はパンチが切れまくっており4連続KO勝ちと乗りに乗っている。30戦全勝(15KO)。
挑戦者のトラウトは11年2月にWBA王者になり、ミゲール・コット(プエルトリコ)を退けるなど4度の防衛に成功後、13年4月にWBC王者サウル・アルバレス(メキシコ)との統一戦で判定負けを喫した。その後、チャーロの兄ジャモールが持っていたIBF王座に挑んだこともあるが、判定で敗れている。その試合を含め無冠になってから3度の挑戦を試みたが実っていない。サウスポーの技巧派で、戦績は35戦31勝(17KO)4敗。